血圧を薬で下げると癌が増えることはご存知ですか。
このことは厚生省の事業の「JATE研究」で明らかになっています。対象者は70才以上の高血圧患者(上が160から180、下が90から100)総計2000人に3年間の調査が行われました。この調査では新薬の臨床試験と同じように「プラシーボのグループ」と「実際に薬を使うグループ」に分けられました(プラシーボとは実際の薬だと思わせて、ラムネなどを食べさせる)。
条件は
①
薬を使うグループは血圧を150/90に下げるようにカルシウム拮抗剤(降圧剤)を使用する。
②
どちらのグループも食事と運動の指導をする。
結論は
〇両グループ共、「死亡率」「心臓病や脳卒中にかかる率」は変わらなかった。
さらに重要な点は3点あり、
〇2年目までは薬を使った方が血圧は下がるが、3年目以降は薬を使わなかったグループの方が血圧が低かった。
〇降圧剤を使ったグループの方が癌の発生率が多かった。
〇脳梗塞は降圧剤を使ったグループの方が多かった。
ということです。
皆さん、この結論を読んでどう思いますか。もちろん、飲みたくないですよね。長い目で見れば薬を飲んだグループは副作用だけを被ったことになりますから。
他の調査でも
先ほど「降圧剤を使ったグループの方が癌の発生率が多かった」と書きましたが、他にも同様な調査結果があります。それは茨城県が5年間行った調査です。詳細は以下の通りですが、結論を簡単に要約すると薬で無理やり下げると「癌で死にやすい」ってことです。
茨城県の調査でも「160/95以上の高血圧でありながら降圧剤を飲んでいない人は、降圧剤を服用して140/90未満の正常血圧にコントロールしている人より、あらゆる病気で死亡する全死亡率も、ガン死亡率も低かった」そうです。
株式会社ピーエスより引用
まとめ
高血圧の薬を飲む前にやるべきことがあります。高血圧には肥満、タバコ、アルコール、糖尿病などが関わっていますが、これらの要因を一つずつ潰していくことが必要です。
肥満になると高血圧になることが知られていますが、今は糖質制限ダイエットなどで比較的容易に痩せることが出来ます。糖質制限ダイエットをすると糖尿病の治療にもなりますので、さらに高血圧の予防になります。まずは生活習慣を見直すところから、高血圧対策を考えていきましょう。
[後記1]
浜六郎医師は「180/100以下は治療しなくても大丈夫」と「高血圧は薬で下げるな! [ 浜六郎 ]」で言っています。
[後記2]
病院で血圧のチェックをする時には深呼吸をしましょう。ただでさえ診察室は緊張しますので、血圧が上がりがちになります。深呼吸で心を落ち着かせましょう。
[参考記事]
「高血圧の原因と基準は? 高血圧薬の副作用が恐ろしい」
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