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検便の結果、大腸がんの陽性反応。内視鏡での検査が始まる

 

 前回の記事「私が大腸がんに気づくきっかけになったのは貧血と疲れやすさ」では大腸がんの疑いがかかったことで、2日分の検便をして、結果待ちのところまで。

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ーまさかの陽性ー

 検便を病院に出してからの一週間。『大丈夫かな~。』『大丈夫だよね。』と自問自答の繰り返し。そんな毎日を過ごしていた。

一週間経ってから1日目、電話なし。
2日目、電話なし。3日目、4日目、
電話なし…。

 もしかして大丈夫だった?やった~!そんな喜びも一時のことだった。

 それからしばらくして鉄剤もなくなり、貧血もよくはならないので再度受診した。

 受付で、
『今日はどうされましたか?』
『鉄剤なくなったので来ました。電話来なかったので大丈夫だったんですね。』
『椅子に腰掛けてお待ち下さい。』

 しばらくして診察室に呼ばれた。
『この前の結果だけど陽性だったから、紹介状書くね。』
『…えっ!』

 何それ、電話するって言ってたのに!

 看護師さんから『きっと緊急性がないから連絡しなかったんだと思うよ。』となだめられ、県立病院の紹介状を持って、病院を後にした。

 家に帰って旦那さんに一部始終を話した。
『なんだそれ!』ってかなりのご立腹。

 とにかく県立の病院に行ってみよう!

―いざ、県立の病院へー

 県立の病院の予約が翌週すぐにとれた。

 受診した科は消化器内科。消化器内科の診察を受診する前に、血液検査を行こなった。

 その後、診察室前の待合室で待っていると呼ばれた。
『おはようございます。よろしくお願いします。』私と同年代の男の先生でした。

 血液検査の結果を見て、『ヘモグロビンの数値かなり低いね。
どこからの出血かを調べるのに内視鏡をやりましょう。』やっぱり?だよね…。上部内視鏡と下部内視鏡の二種類。私今まで一度もやったことありません。

 私の母が上部内視鏡(胃カメラ)をやった時に、『涙は出るし、鼻水もよだれも、ありとあらゆる所から出て酷かった。』と言っていたのを聞いたことがあったので、余計恐怖心が沸いていた。

 上部内視鏡は2週間後に、下部内視鏡は3週間後に予約をとった。これで原因がわかればいいけど、もし最悪な結果ならどうしよう。でも受けるしかない。いつまでもこんなフラフラな状態じゃ、家族にも職場にも迷惑をかけてしまう。一番迷惑をかけているのはきっと旦那さんにだね。

 仕事から帰ってきた私はすごく疲れてて、夕食はなんとか作るけど、その後はソファに倒れこむ毎日。一番下の子のお風呂や夕食の後片付けはほとんど旦那さんにしてもらっていた。結婚してから台所にほとんど立ったことがない旦那さんには本当に申し訳なく思った。

ー人生初の上部内視鏡(胃カメラ)ー

 2週間後…。とうとうこの日がやってきてしまった。昨日の21時以降から絶食。どんなに緊張していてもお腹はすいてしまう。

 『こちらで着替えてお待ち下さいね。』と看護師さんから言われ、検査着に着替えた。

 しばらく椅子に座って待ってると看護師さんが来た。『胃の動きを抑える注射しますね。』と言われ注射をした。採血はさほど痛くはないのだが、筋肉注射はやはり痛い。

 子供達が予防接種で泣くのがよくわかる。『大丈夫、大丈夫、痛くないよ。』と今まで思い込もうとしたけれども、かなり痛い!

 筋肉注射が終わると、
『次は喉に麻酔しますね。』
『喉⁉』
『これを喉のあたりで1分ぐらい溜めてから飲んで下さい。』あっ注射じゃないのね、良かった。

 紙コップに入ったゼリー状の物を口に含み、喉のあたりで溜めて飲み込んだ。喉のあたりが変な感じ。麻酔が効いてるのがわかった。

『こちらへどうぞ。』

 通された部屋はテレビで見るような診察用のベットに機械。長くて先端がチカチカ光ってるのが内視鏡ってやつね。

 『横向きになって寝て下さい。』と言われ言われた通りに横向きになった。

 マウスピースをくわえさせられ、『緊張しないでリラックスしてね。』初診でお世話になった男の先生に言われた。

『ではいきます。』

……。

 めちゃくちゃ苦しいんですけど!母の言っていたことがよくわかった。

『胃はすごくきれいだね。はい、おしまい。』

 苦しかった、ほんとに今まで味わったことのないような苦しさ。

『あとはまた1週間後に大腸の内視鏡ね。』
『…はい。』

 一番嫌な大腸の内視鏡。出来ることなら受けたくない。でも嫌だけど受けないと。一つはクリアしたから、もう一つも頑張ろう!と心の中で思った。

 大腸がんでなければいいが…。

続きは「内視鏡で大腸がんが見つかるまでの経緯。血便が止まらない」

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