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抗生物質の副作用で1か月に渡る全身発疹と医師による診察拒否

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この記事は40代後半の女性に書いていただきました。

…………

3年前の秋に私自身に起きた抗生物質による副作用とそれに対応した病院とのやりとりについてお話しします。
10月の連休の夜中、急に左胸下部がチクチクと痛みだしました。
寝ようとしても、痛くて眠れず、夜が明ける頃には微熱も出ていました。
そこで休日対応している救急病院に行きました。

診断は「胸膜炎」。
昔は「肋膜炎(ろくまくえん)」と言われた病気です。
MRIで肺の下部に影があり、血液検査でも炎症反応が強く出ていることが分かったため、入院して炎症を抑えるための抗生物質の点滴を受けました。
点滴の他にも、炎症止めのロキソニンを1日1~2錠飲み、その後、炎症の数値が下がったので1週間で退院しました。
退院時にも自宅で飲む抗生物質の薬を1週間分渡されました。

退院後、1日だけ自宅で休み、その次の日から仕事と家事の生活に戻りました。
出産時以外の初めての入院経験だった私は「養生をする」という発想が自分自身にまったくなかったのです。

抗生物質による副作用を発症

ちょうど1週間の薬を飲み終える頃に、腹部に痒みがあり、発疹が出ているのを見つけました。
次の日には胸、背中や腕に広がりました。
今まで皮膚が特別に弱いということもなく発疹に縁がなかったので、ここで「もしかして薬かな?」と思い始めました。
入院していた救急病院は平日午前中が外来の診察なので、すでに入院で1週間休暇を取っている会社員の私はすぐに行けず、会社の近くの皮膚科を探して行ってみました。

きれいな病院で待合室も雰囲気が良く、さらに女医さんということもあったので、問診票を書きながら安心して待っていました。
問診票を提出してしばらくしたところで、受付の人に呼ばれました。
「薬を出した病院で診てもらってください。こちらでは診れません。」
私の時間的な事情を言って、発疹が出ているのでとりあえず診てもらえませんか?とお願いしましたが、だめでした。
「診察拒否」という言葉が初めて頭に思い浮かびました。
医師法19条により診察拒否は出来ないことになっているのですが、副作用の治療は面倒なのでしょうか。

悲しくて悔しくなった私は、その病院を出て、もう一軒、別の皮膚科に行ってみることにしました。
そこも女医さんでしたが、にぎやかな商店街の中にある皮膚科で、お母さんに連れられた小さな子供さんが何組か待たれていました。
同じように問診票を記入し待っていると、診察室に呼ばれました。
「あー、診てもらえるんだ…」
これまで当たり前だったことなのに、安心してホッとしたのを覚えています。
診察室に入り、経緯を説明して発疹を診てもらいました。
尿と血液の検査もしました。
「血液検査の結果を見ないと分かりませんが、抗生物質による副作用かと思います。確定するにはこの近くなら〇〇病院のような大きな病院に少し入院して、その薬を軽く投与して反応が出るかどうかという検査を受けることになります。入院していた病院にとりあえず行って、どの抗生物質が原因か確定できなくても目星をつけておくほうがいいでしょう。発疹は出しきってしまったら収まるを思いますが、かゆみが我慢できなかった時の塗り薬を出しておきます。」とのことでした。
私のような薬の副作用を疑う初診の人間に対しての的確な説明と納得できる診断でした。

抗生物質の副作用かどうかの検査

翌日、勤務する会社に事情を説明して入院していた病院に行きました。
担当医は不在の日だったので、皮膚科で診てもらいもしたが、「飲み始めて一週間後では薬のせいとは言えない」と言われました。
日を改めて担当医に診察してもらいました。
「薬のせいとは思えないけど…」という前置きの上で、もしそうなら退院後最後に飲んだ抗生物質「フロモックス」ではないかとのことでした。
その後、発疹は手の甲、足の甲まで広がり(幸い、顔には出なかったので日常生活は遅れましたが)、最初に出たところから順番に消えていくという経過をたどって、約1か月で消えました。
少々痒みはありましたが、出された塗り薬がステロイド系だったことと、もう薬は嫌という思いで使いませんでした。
まさしく発疹は出しきってしまったいう感じで終わりました。
薬で副作用の発疹など出たことのない私でしたが、点滴や飲み薬で複数の抗生物質が身体に入っている状態だったり、入院で体力が弱っているのに養生せず普通の生活に戻すということも副作用が出た一因かもしれないと思っています。
ニュースでしか見たことのなかった「薬害」という言葉や、それを立証する難しさを感じた出来事でした。

[参考記事]
「病院から貰った抗生物質(薬)でアナフィラキシー。救急搬送寸前」

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