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鎮痛薬の副作用で異常なまでの眠気とめまいが生じでいます(実例)

この記事は30代の女性に書いていただきました。

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20代後半に椎間板ヘルニアと、頸椎椎間板ヘルニアという腰と首のヘルニアを発症しました。整形外科に行ったところ、仕事や歩行など普段の生活に支障を来たさないレベルの痛みだったので、すぐに手術はせず、痛み止めの飲み薬を服用することになりました。痛みを和らげつつ、飛び出した軟骨が自然に削れるのを待つという治療法に決まりました。

そこで処方された痛み止めが、神経障害性の痛みで使われることが多い「リリカカプセル」でした(診断当初50mg)。医師から診断の際に処方される薬の使用方法と副作用の説明がありました。リリカカプセルについては10人に1人程の確率で眠気が起きることがあり、もう少し低い確率でめまいがすることもあるとのこと。医師が担当した患者さんでは、ほとんど副作用は起きないとの話しでしたが、私はそのどちらも発症してしまいました。

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異常なまでの眠気

私は毎日、朝食後・就寝前に1錠ずつ服用しています。飲むと必ず起こるわけではなく、服用時8割程度の割り合いで眠気・めまいが起こります。体調にもよりますが服用して30分程度で眠気が襲ってきます。

眠気は時に耐え難い程の睡魔となります。コーヒーなども効かず、爪で刺激を与えても眠気が覚めない時があります。立って鏡を見ているときに膝がガクっとなって倒れそうになったこともあります。眠気の持続時間もその時々で異なりますがひどい時は朝8時頃に飲み、昼頃まで眠気が続くこともあります。

このような症状が起こるので私は極力車の運転前は服用せず、会社出社時は駐車場に着いてからおにぎりを食べた後に服用するようにしています。

まぶたが重い

副作用が強く現れる時はめまいが起きます(めまいの症状の時は眠気は不思議と起こりません)。頭がぼーっとし、眠いわけではないのにまぶたが重く感じます。眼球の動きも遅くなるように思います。また、首を振ると頭が「ボワー」っとした風邪をひいた時のような感じになります。

ただ、階段を踏み外したり千鳥足になったことはありません。恐いので自然とゆっくり歩いたり、手すりや壁に沿って階段を降りるためかと思います。

しかしこの「リリカカプセル」は痛みを和らげる効果が非常にあり、私には大変重宝しています。副作用が出ている時ももちろん痛みが和らぎます。普段薬を服用しなかった場合、腰部分の腰椎椎間板ヘルニアでは腰、尻、左大腿あたりが痛み、背中を伸ばしたり座っているのも苦痛です。首部分の頚椎椎間板ヘルニアでは首を上や左側に向ける際に痛みがあり、ひどいときは肩甲骨の間の背中あたりが痛み、呼吸するのも辛い時があります。

リリカカプセルを服用している時はそのような痛みを大分和らげてくれるので、仕事にも毎日通えていますし、夜痛みで起きることも無いです。「薬の依存」と言われればそうかもしれません。

服用時に注意していること

副作用が起きた時の対処方法は、運転や高所作業をする前に服用しない。眠気が強い時は、何処かで5分程度休む。めまいが起きたなと思ったときは、歩き回ったり高所にも行かないように注意します。

また、私は医師に副作用を告げリリカカプセルの含有量を50mgから半分の25mgに減らしてもらいました。半減してからは眠気やめまいも大分改善されました。リリカカプセル25mgを服用していて痛みが出てしまう場合や、服用前に「今日は痛みが強いな」と思う時は追加でもう一錠飲むように医師から言われています。

アメリカでは鎮痛剤の乱用で年間、数万人の人が亡くなっているといいます。とても、依存性が高い薬ですので、含有量や飲む回数、一度に飲む量はくれぐれも医師に相談のもと、正しい飲み方をして下さい。

[参考記事]
「プリンスさんの死因である鎮痛剤依存とは。米国で年間3万人の死者」

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