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砂糖ゼロのお菓子は糖質ゼロではないから気を付けてね

最近、シュガーレス、砂糖ゼロ、糖類ゼロを売りにしているお菓子が増えていますが、糖質が全く入っていない訳ではありません。

「砂糖ゼロ、糖類ゼロ」を謳う商品は無知な消費者に買わせるためのマーケティング戦略ですので、これから説明することをよく理解したうえで食べるかどうかの選択をしてください。

では糖類ゼロと糖質ゼロの違いについて説明します。

まず、基本中の基本の知識として知ってほしいことは炭水化物は「糖質」と「食物繊維」が合わさったものであるということです(参考記事「炭水化物とは」)。

[公式]
炭水化物=糖質+食物繊維

そして、「糖質」は大きく分けて以下の5つに分けることが出来るのですが、その中の「単糖類(ブドウ糖や果糖)」と「二糖類(砂糖やショ糖や麦芽糖)」のみが「糖類」になります。

「単糖類(ブドウ糖や果糖)」=>糖類
「二糖類(砂糖やショ糖や麦芽糖)」=>糖類
「多糖類(オリゴ糖やデンプン)」
「糖アルコール類(キシリトールなど)」
「高甘味度甘味料(アセスルファム Kなど)」

つまり、オリゴ糖やデンプンなどの甘み成分が入っていたとしても、ブドウ糖、果糖、砂糖、ショ糖、麦芽糖が入っていなければ「糖類ゼロ」だと言えてしまうのです。

では「龍角散ののどすっきり飴」で説明します。この商品の栄養成分をみると確かに糖類は0gです。しかし、炭水化物は6粒当たり17.5g入っています(1粒当たり2.9g)。

栄養成分(6粒18gあたり)
エネルギー:48kcal/
たんぱく質:0g/脂質:0.1g/
炭水化物:17.5g/ナトリウム:6.3mg/
糖類:0g/ビタミンC:250mg/
β-カロテン:1620μg

では、この商品の炭水化物は具体的にどの成分なのか。原材料名を見てみますと多く入っているのが、還元パラチノースと還元水飴ですが、これらが炭水化物です。

還元パラチノースと還元水飴は先ほど説明した糖アルコール類に属している糖質です。その他の糖質はアスパルテームですが、これは高甘味度甘味料に属しています。このように、糖類以外の糖質で甘みを付けているということです。

原材料名:還元パラチノース/還元水飴/植物油脂/ハーブパウダー/ブルーベリー濃縮果汁/カシス濃縮果汁/カシス抽出物/ハーブエキス/ビタミンC/クエン酸/β-カロテン/香料/着色料(アントシアニン、クチナシ)/甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)/重曹/グリセリン

糖質と摂り過ぎるとどんなデメリットがあるのか。糖質の一番のデメリットは太ることです。糖質を食べると血中にブドウ糖が増えてくるのですが、これらは我々の脳や内臓を動かすエネルギーとして使われています。

ブドウ糖は全てがエネルギーとして使われているわけではなく、余った場合にはグリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えられるのですが、それでも余った場合には中性脂肪(内臓脂肪や皮下脂肪)になります。

では、日本人は1日にどれくらいの糖質を摂っているのか。平均300g前後です(1食100g)。肉体労働の人は別として、デスクワークの人であればこの糖質量は多すぎます。この量では太る原因になると同時に糖尿病のリスクも上がります。国民6人に1人が糖尿病もしくは予備軍ですが、原因はこの1日300gの糖質です。

私は糖質制限食を食べているのですが、1日平均の糖質摂取量は約120gです。そのお陰で私の体脂肪率は11.2%です。内臓脂肪もほとんどありません。一見、痩せているように見えますが、筋肉量は平均より上ですので、ひ弱な体型ではありません。糖質制限食は基礎代謝も上げますので、ダイエット中の方にもお勧めです。

皆さんも糖質を減らしてみてはいかがですか(参考記事「糖質制限食で食べてもいい野菜、ダメな野菜」)。

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