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無添加化粧品の嘘。本当は腐らない成分しか入っていないだけ

 

 「この化粧品は無添加で防腐剤が入っていないので安心です」

 そりゃ、腐らない成分で化粧品を作っているのだから、その化粧品元々腐りませんよ(笑)さらに嘘の上塗りで「この化粧品は無添加ですので1か月以内に使ってください」なんて言ってますが、元々腐らないんだから、一生腐りませんよ。

 実際に無添加化粧品メーカーのQ&Aには「冷蔵庫に入れて保存すべきですか」という質問に対して、回答は「常温で大大丈夫です」、また、「どのように保管すべきですか」という質問には「熱いところでも寒いところでも、内容物の変異はありません」と書いてあります。消費者からすると「無添加=腐る」というイメージがあるもんだから、こういう質問をするわけです。

 下の成分表は無添加化粧品というキャッチフレーズで有名になった有名な化粧品会社のクリームですが、腐る成分は一切ないんですよ。ですので、防腐剤も入っていません。確かに他の化粧品会社に比べて安全な成分は多いですが、以下の黄色のマーカーで引かれている成分は合成ポリマーと合成界面活性剤です。

水 
グリセリン
イソノナン酸イソトリデシル 
(ジエチレングリコール/ダイマージリノール酸)コポリマー 
BG 
DPG 
ヒマワリ種子油 
ベヘニルアルコール
グリコシルトレハロース 
セチルPGヒドロキシエチルパルミタミド 
アセチルヒドロキシプロリン 
グリチルレチン酸ステアリル 
マルチトール 
アルギニン 
加水分解水添デンプン 
パルミチン酸アスコルビル 
レシチン 
テオブロマグランジフロルム種子脂 
ステアリン酸 油剤
クロスポリマー
ステアリン酸ポリグリセリル-10 
トコフェロール

 合成ポリマーや合成界面活性剤を全く使うなと言っているわけではなく、少なくても無添加化粧品とは謳わなくてもいいのではないかと思います。消費者にとってはなんとなくのイメージで「無添加=肌にいい」と思ってしまうので、これは問題ではないでしょうか。

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腐らない成分の合成ポリマーって何?

 腐らない成分の合成ポリマーについて説明します。簡単に説明すると合成ポリマーとはビニールやシリコン樹脂のことです。ビニールは腐らないのは誰でも知っていますが、なぜ、合成ポリマーで肌が壊れてしまうのか。これには合成界面活性剤も関わっています。

 まず化粧品に入っている合成界面活性剤で皮膚のバリア機能を壊し、皮膚の中に水を入れ膨張させます。そして、最後に水が出て行かないように合成ポリマーというビニールで蓋(ふた)をしているのです。はい、これで偽の肌の完成です。一時的(化粧品を付けている時だけ)には、風船(ビニール)に水を入れると膨らむ原理でハリが出ますが、徐々に使い続けていくうちにシミやシワが増えてきます。それもそのはず、肌のバリア機能を壊してしまって、皮脂や角質層の油や水が流れやすくなっていますので(乾燥肌)、シミやシワが出来やすくなるからです。

 そして、ついでに言っておきますが、合成界面活性剤も石油や他の油から作られるため腐ることはありません。合成界面活性剤は肌を壊す作用がありますが、この成分が入っていない化粧品はないと思ってください。ドラッグストアやデパートで買う化粧品は全てと言っていいほど合成界面活性剤が入っています。

 ですので、最小限しか合成界面活性剤を使っていない化粧品を買うことをお勧めします。ゼノア化粧品は比較的、合成界面活性剤が少ないです。例えば「フリージアクリーム」は珍しく合成界面活性剤が入っていないクリームです。化粧品に危険な成分が入っているかどうかは「美肌マニア」で調べることができます、

 以上ですが、消費者の皆さんは「なんとなく無添加で安全そうだから」という発想は止めましょう。こういうイメージ戦略を仕掛けている化粧品会社は多いですので、色々調べてから買いましょう。

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